核兵器禁止条約

8月は、原爆、戦争、お盆の月です。暑い日に蝉の声を聴くと、せつない気持ちになるのは、子供のころからの何かの条件反射なのでしょうか。

さっき検索して、長年の疑問が解決しました。『はてなスッキリ』によれば、お盆と終戦記念日が一致しているのは、偶然なのだそうです。お盆の時期は各地で違い、8月13日〜15日が大勢をしめるようになったのは戦後なのだそうで、昭和20年8月14日にポツダム宣言を受諾したのは、お盆にあわせたのではない(そんな余裕はなかった)とのことでした。それにしても、あのような悲惨な出来事も、たった73年ほど前のことなのですね。

長崎の原爆の日だったと思いますが、安倍総理被爆者団体の方から、めちゃめちゃに怒られているところが、ニュースで報道されていました。「唯一の被爆国である日本が、核兵器禁止条約に反対するものは何ごとか」というものです。当然だと思います。被爆者の方に限らず、日本国民の多くが、核兵器禁止条約に賛成のはずです。学者の中にも賛成反対いろいろな指摘はあるようですが、いずれにしろ多くの国民の声は賛成なのに、なぜそうならないのでしょう。そもそも国会で審議されたのでしょうか。(結果は決まっているかもしれませんが、だれが賛成しだれが反対したかは有権者が知るべきですし、個人的には公明党や広島長崎選出の国会議員の投票行動が気になります。)いったいどのような形で意思決定されたのか、明らかにしてほしいものです。

政府は、「賢人会議」なるものをつくって、引き続き核廃絶に向けて検討していくといっています。恐るべき“ガス抜き”です。そうえば去年は、「高校生平和大使が国連で演説する場を奪われた」というニュースもありました。「国連は国の代表が発言する場なので‥」というのが国連側の言い分でして、それはその通りですから、悪いのは国連ではなくて、高校生たちを“ガス抜き”に使おうとした日本政府のほうでしょう。国連はその卑怯なやり方を許さなかったということとだと思います。

“ガス抜き”で思い出したのですが、小泉進次郎氏は自民党総裁選には、出馬しないのでしょうか。私は自民党は嫌いですが、野田聖子さんや河野太郎さん、小泉進次郎さんなどは大変まっとうな意見をおっしゃる政治家だと評価しています。ところが、総裁選に出るのは、「戦力非保持を残したまま、自衛隊を明記する」と少し国語力に難がある人と、「はい」ですすむ話を、ゆっくりゆっくり間をとりながら、結局よくわからない話に変えてしまう、これまた別の意味で国語力に難がある人の、両者の一騎打ちになるもようで‥。

“ガス抜き進次郎さん”の応援で当選した多くの議員で構成される「自民党」が、小泉さんの意に反する党であれば、小泉さんに期待して投票した人への裏切りですし、そのような状況では政党政治はなりたちません。(私は、 『政党政治』はもう体を成していないし、必要もないと思っていますが‥。)

小泉進次郎さんには是非総裁選に出てほしいところですが、総裁選に負けた側に投票したとなれば、まだまだ「ガス抜き」の役割は果たせるのでしょう‥。

 

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