自民党総裁選挙について感じたことを書いてみました

自民党の総裁選で、安倍晋三さんが再選されたとのことで、もうしばらく総理大臣を続けられるようです。今回の選挙と昨日の記者会見で、腹立たしかったことを並べます。

①予想通りの小泉進次郎さんの行動。

予想されたとおり、小泉進次郎さんは『政権内批判勢力』の座を守りました。これまで安倍総理を何度となく批判してきたのですから、立候補しない以上、本気で石破さんを応援するのかと思いきや、大勢が決まった後に負けることがわかったほうに票をいれたようです。これで、自分の人気は当分保たれ、自民党としても“ガス抜き役”が残ったことで、両者にとって万々歳といえます。

安倍総理の「大臣の適材適所」発言

毎回皆さん思うと思うのですが、本当に適材適所というなら、自分が総理の間は全大臣留任のはずですが‥

安倍総理の「新しい日本を」発言

成熟した世の中であれば、必要な法律や制度は既に整備されているはずで、政治のなす役割はなくなっているはずです。「新しい日本」がどんな日本か検討もつきませんが、もし「新しい日本」のほうがいいのなら、なぜこれまでそれをしなかったのでしょうか。

 たくさんたくさん突っ込みたくなるところですが、それもこれも『自民党総裁選挙=総理大臣選挙』となってしまうことを国民の誰も止められない、そんなもどかしさがあるからでしょう。

 

行政に権限が集中し、司法、立法が機能していないのは、議院内閣制であり、しかも内閣が裁判所裁判官を指名任命することが憲法で決まっている以上、仕方ないのかもしれません。そういう意味では、憲法にも変えるべきところはありそうです。そもそも憲法は、戦後復興のために『とにかく官僚に任せておいたほうがよかった時代』の古いシステムのように感じられます。

とにかく、ある党の“事情”でそのまま“総理大臣”が決まってしまう現状を変えるためには、少なくとも連立政権でなければなりません。もっと言えば、党内で多様な意見がありながら、結局党首の言うとおりになってしまうような『党』ってそもそも必要なのでしょうか。いろんな不合理は全部、多くの人が指摘しているとおり、結局『小選挙区制』が根源であるようです。

今日テレビで久しぶりに橋下徹さんをみましたが、だいぶ“復調”されているような印象でした。過去にはあの堀江貴文さんも小選挙区のせいで国会議員になれませんでした。東国原さんもいつのまにか、政治の世界から引退されているようです。本当に政治を変えてくれそうな“頭脳”と“人望”を持った人はたくさんいますが、だれもトップにはなれません。『へんな組み合わせのトーナメント』を繰り返し、その決勝戦自民党総裁選挙なのでしょう。

「結局は国民が選択した」と開き直ったような評価をする人もいますが、それはそれで一理あるのでしょうが、結果を見るとあまり民意が反映されている感じはありません。「『小選挙区制』をはじめとする“システム”の問題」をきちんと検証すべきだと思われます。

 公正な選挙制度について、以下のようなものを考えました。ご賛同いただけると幸いです。

インターネット政党(会派)≪公正選挙を実現する会≫

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