いじめ自殺や違法薬物報道におけるマスコミの問題。マスコミには試験が必要では?

 

 いじめを苦にした自殺があとを絶ちません。以前から、自殺の報道によりそれに続く自殺を誘発している可能性があることが指摘されており、WHO(世界保健機関)からは2000年に『自殺を予防する自殺事例報道のあり方について』、厚生労働省からはその日本語改訂版である『WHO自殺予防メディア関係者のための手引き』が2008年に出されています。

WHO 自殺予防 メディア関係者のための手引き(2008年改訂版日本語版)

https://www.who.int/mental_health/media/en/426.pdf

 

 主な内容としては、・自殺の手段について具体的に描かない。・遺書や写真等を掲載しない。・センセーショナルに取り上げない。・繰り返し報じない。・自殺が問題解決の手段であるかのような報道をしない。・必ず自殺を防止するための啓発、支援先についても報道する。・有名人の自殺の報道には特に注意する。 等が挙げられています。

 結構以前よりは守られているようにも感じますが、まだまだ気になる報道はたくさんあります。「遺書の公開」「いじめに加担した人物や守れなかった教師が懲罰を受ける内容」「自殺した人の人物像」などについては、即刻報道を見直すべきだと思います。そもそも『連鎖』が科学的に明らかなのであれば、そもそも報道すること自体自粛すべきでしょう。

 

 別件ですが、昨日報道番組でびっくりすることがありました。ある芸能人のコカイン使用のニュースに関して、あるテレビ番組で「昔は売人に接触するのが難しかったが、今はインターネットで簡単になった」とここまではいいのですが、「『隠語』というのがあって、例えばコカインなら『××××』、覚せい剤なら『▼▼▼▼』で検索すると、売り手のサイトがヒットする」とまで報道していました。(さすがに隠語はここでも隠しましたが、番組ではちゃんと明記されています。)唖然としました。これにより一般の人が麻薬に接触できる機会が格段にアップしました。今日は日本中大騒ぎだと予想しましたが、テレビ局関係者が大バッシングにあっていません。他局のマスコミから非難声明がないことも、日本のマスコミの大きな問題だと思います。

 マスコミは当然のことながら、社会に大きな大きな影響を与えます。そして、一度情報を流してしまうと取り戻せません。マスコミに関する人には、相当の“頭脳”が必要です。たくさんの分野の情報を整理できる理解力、統計データを読む科学的判断力、報道することによる影響についての想像力、等々‥。

 やはり、マスコミのあるレベル以上の責任者や、実際に生放送で発言する人については、『客観的な試験にもとづく資格のようなもの』が必要だと思います。

 

 最後に、今いじめられてつらい人へ。自殺はばかばかしいので絶対にやめてください。まず少し家でじっとして、動けるなら“別の何処か”へ移動しましょう。転校してもいいですし、学校なんか無理に行かなくても、どこでだって勉強はできます。これは“いじめに負けた”わけでは決してありません。“ゴミたち”との断捨離であり、卒業、リセットです。新しい場所は楽園ではないかもしれませんが、必ずあなたの理解者はいます。すぐに理解者や友人には出会えないかもしれませんが、今の日本なら一人でも普通に食べていけます。”あなたの人生を邪魔する人間”とは、すぐに決別しましょう。彼らと付き合い続けるほど、人生は長くありません。まだ“移動する”元気がないとき、自殺が頭をよぎっているときは、いじめによって脳がダメージを受けている状態です。まよわず病院を受診しましょう。まずはよく睡眠をとって、脳を休めましょう。

 いじめに気付いた親御さんへ。学校に期待するのはやめましょう。頼るなら弁護士か警察にしましょう。『いじめ』といってもその本質は『恐喝』『強盗』『傷害』なので、具体的に訴訟の形で訴えるほうがいいと思います。めんどくさければ、引っ越しでもいいかもしれません。

 いじめに気付いた教師へ。すぐに警察か法律の専門家に相談しましょう。昔金八先生は暴力生徒に、「君たちは腐ったみかんじゃない」「学校に警察を入れちゃいかんのです」と言っていましたが、いずれも嘘っぱちです。それは皆さんが一番わかっていると思います。

 文部科学省へ。教師にいじめ問題を解決させるのはやめてください。無理です。それより教師を数人減らして、スクールロイヤーを配置したほうがよっぽど効率的です。

 

  ※理不尽な政治を変えるため、新党を立ち上げました。ご賛同いただけると幸いです。    インターネット政党 ≪日本理晢党≫

 

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