県議会議員選挙では無投票当選区というのがたくさんあるようですが‥

 2019年統一地方選挙が始まりました。まず第一ラウンド(?)として県議会議員選挙があるようです。

 多くの県でそうなのでしょうが、私の県でも無投票当選の選挙区というのがあるようです。その地域のある住民がインタビューで、「他の人に出馬してほしいけれど‥」とおっしゃっていました。なるほど無投票当選の場合、その地区の住民の“選択権”はなくなります。「1票の格差」という意味では、ある意味国会議員選挙以上のものがあるかもしれません。

 「小選挙区制」は違憲であり、そして現在の政治の腐敗を生んでいる元凶であると、多くの人が指摘しています。県議会議員選挙においても、多くは中選挙区制です(中選挙区制でも根本的には小選挙区制と同じで、私は違憲だと思います‥)が、一人区(小選挙区制)もあります。無投票当選の県議会議員は、敢えて言いますが、確率的には“質が劣る”可能性が高いと予想されます。

 県議会議員選挙での「選挙区制」は、一般的には、「人口が少ない町村からも代表者を出せるための仕組み」といわれていますが、逆に言うと、そこの住民は代表者を「たった一人しか出せません」。人口の少ない村でも、県政の重要課題を抱えていることもあり、他の市町村にもこの課題を解決するべく勉強している人がいるかもしれません。そもそも県議会議員選挙なのですから、県全体の問題を考える人を選ぶべきでしょう。

 地域から代表を出すべきだと考えている有権者は、自分の地元の人から選べばいいだけです。とりあえず早く小中選挙区制は廃止して、大選挙区制(国会議員では全国区、県議会議員選挙では全県区)にしないと、立派な政治家は世に出られません。『ムダだらけの公務員行政』は何も変わりません。

 選挙制度について、こちらもご覧ください。

 

インターネット政党(会派)≪公正選挙を実現する会≫

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