保健所は忙しい

 昨日のNHKのテレビで、保健所の保健師さんの忙しい姿が放送されていました。新型コロナウイルス感染症接触者を調べ上げて、その人の健康調査をするのに多くの労力がとられるのだそうです。放送の中で説明によれば、この業務は結核が流行していた昭和の前期から行われているそうです。

 接触者調査の方法は古いままのようです。今ならまとめてメールでよさそうです。感染が分かった人が必要と思われる人に一斉メールし、立ち寄ったお店とその時刻がわかれば、該当する人もわかります。

 つまり『COCOA』があればそれだけでいいのです。ただ今回のCOCOAについていえばおそらく問題があって、「接触者」の定義が狭すぎると思われます。あくまで“可能性がある人”を広く拾い上げるためですから、接触時間がもう少し短くても対象にすべきでしょう。

 それにしても対策の根幹となるべき『COCOA』の不備はひどいものでした。結果としては『国の委託料詐欺』、よく調べれば『業務上過失致死』にも該当しかねません。

 

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