「コロナ感染者を搬送できず」をなくすために

 先日、コロナ感染の母親が早産したケースで、どの医療機関も受け入れず、赤ちゃんがなくなるケースがおこってしまいました。他にも酸素の必要な患者でも入院できず、自宅待機中に亡くなるケースも続いていて、多くの人が言うように、「日本でこんなことが起こっているなんて」と信じられない現状です。

 (医療機関の実情は私もわかるつもりなので、前回書きましたように自衛隊を中心とした簡易医療施設が必要だと思っています。そのうえで、あえて書きます。)

 少し前にインドでデルタ株が流行していた時に、患者2人が酸素を分け合うシーンが報道されていましたが、この対応のほうが今の日本よりましです。ちゃんとしたベッドがなくても、非番の人を呼び出してでも、受け入れるべきは受け入れなくてはなりません。

 救急搬送受け入れ拒否は、新型コロナ流行以前からの問題でした。ご存じの方も多いと思いますが、医療機関には患者を受け入れる義務が法律に記載されています。つまり法律違反はたくさんの医師、医療機関がおこなっており、これによる罰は受けてきませんでした。このことがよくなかったのかもしれません。

 飲食店のアルコール提供を禁止するのであれば、提供した者をきちんと罰しなければなりません。違法な盛り土をしたものは必ず罰しなければなりません。そして罰するというのは、お金を払わせるか牢屋に入れるかのどちらかです。「指導」まして「要請」は何の効果ももたらしません。

 救急搬送拒否の問題の再発防止策として、「受け入れ拒否の医療機関を公表する」と「保健所からではなく救急隊が直接搬送先を探す」との決定がされましたが、これで事態が解決するとは思えません。もし解決したらそれこそ「今までの搬送拒否はなんだったんだ」となります。

 

インターネット政党 ≪日本理晢党≫

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