昔授業で習った『最後の授業』

 何かの番組で『アルザス地方』の言葉を聞いて、昔授業で習ったアルフォンス・ドーデ作『最後の授業』を思い出しました。

 多くの方がご存じと思いますが、あらすじは「ドイツとの戦争に負けたために、フランスのアルザスロレーヌ地方がドイツに割譲されることとなり、最後の国語(フランス語)の授業で、担当教師が“フランス万歳”と黒板に大きく書いた」というものでした。

 これが長年教材に使われたというのは、今思うとやはり“愛国教育”だったのでしょうか。気になって調べたら、1998年を最後に教科書から消えたそうです。ロシアとウクライナの戦争のニュースを見るたびに、“愛国”よりも大事にすべきことがあるような気がします。