地方分権は“江戸時代に戻る”ようなものではないかと思うのですが

 NHK大河ドラマ西郷どん』を時々見ています。この前は、大久保利通公が『廃藩置県』に苦労されている回でした。明治政府を描いたドラマはたくさんありますが、どれを見ても「大久保利通が中心人物」のようですので、実際もそうだったのでしょう。

 昔から、政治は『官僚』がおこなってきたようです。当時の殿様は、今の『政治家』のような位置づけでしょうか。薩摩の殿様「島津久光」公が「大久保利通」公に、「俺に命令するとは、お前も偉くなったもんだな」というシーンは象徴的です。

 明治時代は、『中央集権』によって、富国強兵、殖産興業が進み、日本がアジアの強国になった時代と言われています。

 近年『地方分権を』といわれますが、本当にそうでしょうか。国の税金から出ている『地方再生予算』は、国による地方の有力者(自民党支持者)へのお金のバラマキです。地方自治体は、『ふるさと納税』の奪い合いや、ゆるキャラのサクラ投票などに必死です。地方公務員に『地方自治』をやれといっても、できるのはこの程度です。『限界集落』は、他からの支援がないとやっていけないことは明らかです。

 地方分権を唱える人は、明治政府が頑張ってやっと成し遂げた中央集権を、『江戸時代もどそう』というのでしょうか。国際競争力、税金の使い方という視点で見ると、絶対に無駄が多く、効率が悪いはずです。

 ドラマ『西郷どん』を見ていると、政治家にしろ官僚にしろ、地方自治を推進したい人は、『“中央”で権力を失った(または失いそうな)人たちが、地方で権力を持ちたい』だけなのだろうと感じます。

 

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