バスの運転手が意識を失った事故が、また起こってしまいました。

 先日も、バスの運転手さんの意識消失による、交通事故がありました。乗客の方の勇気とチームワークで、大きな事故にならず本当に良かったケースです。

 この時のお話では、運転手さんが意識を失った際、アクセルを踏み続けていたので、それを外すのが大変だったそうです。同様な事故は、ずっと昔から起こっていて、その都度『アクセル』の問題は指摘されています。

 いつの頃か忘れたぐらい昔(少なくとも20年以上前だと思います)ですが、あるエンジニアが、『アクセルを、踏むのではなく、“外側にひねる”ように変える』取り組みをされていました。これなら、ブレーキとアクセルの“踏み間違い”も、意識を失った人がアクセルを“踏み続ける”のも、おそらくいずれも防げると思われます。『人間工学』に基づいた素晴らしいアイデアです。運転手にとってはちょっとした労力が必要でしょうが、それでもなれれば大したことはないと予想されますが、いまだにこれが採用されていないのは、自動車メーカーが売れ行きを懸念したからなのでしょう。

 「三重県警が、道路交通法違反の疑いで運航会社を家宅捜索しました」というニュースがありましたが、本質とは根本的に“ズレた”対応のように思われます。

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