イカキング許すまじ。国と地方自治体の対立を考える。

 石川県能登町に作られた巨大なスルメイカのモニュメントについて、約6億400万円の経済効果があったそうで、町の担当者が自慢げに今日のニュースに出演されていました。にわかには信じられない金額ではありますが、一応本当としましょう。しかし、それなら『OK』なのでしょうか。

 以前から問題と言われていた『コロナ対策にはならない』への答えはありません。それと『スルメイカで誰が利益を得たか』の問題があります。果たして県民に公平公正にメリットがあったでしょうか。(いつのころからか、地方自治体がお金を使おうとすると、『観光』『人集め』に偏りがちです。)

 維新の会の橋下さんが出たあたりからでしょうか、『国と地方』は対立するようになりました。そして最近は地方の方が強く出ることが多いようです。地方が正しいことも多いのでしょうが、やや理不尽な言動もあります。

 全国の知事は『コロナ全数把握廃止』を要求していたのに、首相が「じゃあそうします」というと急に「あれが問題だ、これが問題だ」と反対します。自治体は『自分たちで解決策を考える』ことをあまりしません。地方自治体が自分たちで勝手な解釈をしてお金を使う、なにか問題があると「国が解決しろ」と文句を言う、どうもそんな風潮が感じられます。

 私は地方自治そのものがムダで効率が悪いと思いますが、もし地方自治をするというのであれば、地方自治体にも法律の専門家を配置する必要があるでしょう。考えてみれば、そもそも国の方が『きちんとしたもの』を出す必要があるわけで、こちらも当然法律に詳しくなければなりません。

       インターネット政党 ≪日本理晢党≫