朝のニュースで、「また、あってはならないミスが起こりました」との放送がありました。何事かと思ったら、「参議院選挙の期日前投票の際に、間違えて、4月の県議会議員選挙で余っていた投票用紙を渡した」とのことでした。あらら‥
アナウンサーも大げさです。本来大した問題でないはずなのに、全国ニュースになった理由は、その投票に対しての対応です。投票は無効で、再投票もしないそうです。市選管は、『公職選挙法の「1人1票の原則」』により、投票用紙の再交付はしないと説明しているそうです。
選挙管理委員会がその場で渡した用紙に、その選挙の候補者の名前(今回の場合は政党名)が書かれていれば、それは有効として何ら問題はなさそうです。『公職選挙法が、所定の用紙を用いない投票を無効とするとしている。』のは、こっそり偽の投票用紙を入れる人を防止するためのものだと思いますので、それから考えると今回の用紙のほうが、“いつも以上に”「その場で選管から渡された用紙である」ことが証明できます。
選管は「一人一票の原則」の意味を明らかに誤解しています。「どうしたほうが公正か」それを第一に考えたら、このような対応にはならないと思います。とにかく、『あってはならないミス(?)を犯した』この選管は、厳しく罰せられるべきでしょう。
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