豪雨災害により、また多くの方が亡くなってしまいました。今日も九州で激しい雨が降り、テレビでは「最大級の警戒」を呼びかけています。警戒レベルは5となっていますので、これだと全員避難のはずですが、多くの人は自宅避難であり、全員が避難所に行くのも明らかに現実的ではありません。
もう少し具体的な避難指示はできないものでしょうか。豪雨災害でなぜ人が亡くなるかといえば、川の氾濫による浸水か土砂崩れでしょう。ハザードマップで安全なところも避難すべきでしょうか。逆にハザードマップ内の危険域に高齢者施設を建てていいのでしょうか。
最近、スーパーコンピューター“富岳”が世界一になったそうです。観測地点ごとのこれまでの降水量と予測雨量をグーグル地図に打ち込めば、どこがリスクが高いかほぼピンポイントで計算できるのではないでしょうか。世界一でも二位でもいいので、とにかく使ってほしいものです。
調べてみると、気象庁や国土交通省はかなり詳細な情報をインターネット上にだしています。マスコミや各市町村を経由している間に、具体的な情報がこぼれているのかもしれません。気象庁と国土交通省は合併して予防予知にあたり、現場の救護は自衛隊が主体となるなど、災害対策の体制を見直してはどうでしょうか。