医師不足はあっという間に解消できます

 高血圧や脂質異常症高脂血症)で、毎月通院されている方は多いと思います。「2‐3分しか診てもらってないのに診察料が高い」「なんで毎月通院しないといけないのか」という不満は多いのではないでしょうか。

 高血圧や脂質異常症の診療では多くの場合、再診料のほかに、『特定疾患療養管理料』という加算があります。「運動をしましょう」などの生活習慣の指導をおこなっただけで、診療所の場合2,250円、病院なら規模によって1,470円~870円の診療費が余計に掛ります。この『特定疾患療養管理料』を診療報酬として認めなければ、ほぼすべての内科診療所の経営が難しくなりますので、開業医が転職して病院の勤務医となり、病院の勤務医が増えます。

 診療所が減ると外来の患者さんが困るのではないかとの懸念もあるかと思いますが、無医村のようなところはもちろん別ですが、それ以外のところはそれはほぼ心配ありません。はたして毎月の通院が必要でしょうか。高血圧の場合で言えば、血圧は家で測れますので、変化があればその時には受診して薬を増減すればいいだけです。脂質異常症の定期受診も多分半年に1回程度で十分でしょう。受診回数が6分の1に減れば、診療所の数が6分の1でもいいことになります。もしくはこのような生活習慣病の場合、薬の量が変わらないときは「医師の診察は不要で、薬剤師のチェックだけで処方できる」と法令を変えてもいいかもしれません。

 「外来の頻度を減らす」ことは、医師の負担軽減策であり、医療費抑制策と言えます。きれいな言葉で言い換えれば、「セルフメディケーションが医療費を抑制する」ということです。医師不足対策、医療費抑制策については、ほかにもいろいろな案が考えられます。機会をみて、また書いていきたいと思います。

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