地震予知はあきらめて津波予測の精度を上げてほしい

 能登半島地震の報道でもっとも胸が痛んだのが、「家の下敷きになった家族を置いて、津波に備えて避難しなければならなかった」ケースです。

 津波の到達は地震発生からすぐだったですが、その後一晩津波警報が続きました。これにより、大事な時間に救助活動ができませんでした。不審に思い調べたところ、津波は数時間後に最大の波が来ることがあるそうです。

 なぜそうなるのか、どういう機序なのか、これについては現在の機器や知見、スーパーコンピュータ等を使えば、地震のあとまたは第1波のあと、今後本当に津波がくるのか、それはいつどのくらいの規模なのか、もっと高い精度で予測できるのではないでしょうか。少なくとも地震予知より現実的だと思うのですが。