新型コロナウイルス感染症での保健所の対応を考える

 もうなくなっていると思っていたのですが、まだコロナ感染症PCR検査を保健所(帰国者接触者相談センター)に断られるケースがあるそうです。

 保健所は電話対応に追われて忙しいのだそうですが、当たり前です。さっさと検査しないからそうなります。本来すべき症例の検査を断ろうというのですから、相談者や担当医が納得するはずはなく、それで“相談”に時間がかかっているのでしょう。

 不思議でたまらないのですが、今”コロナの検査をする必要がない“のは、いったいどういうケースなのでしょうか。渡航歴がなくても、気を付けて自粛していても、全く無症状でも、PCR陽性の方はたくさんおられるのに‥。PCR検査が増えない理由として、よく「保健所の目詰まり」といわれます。そもそも必要のないフィルターを勝手に設置して、勝手に目詰まっている状態のようです。

 マスコミが書かないのが不思議なのですが、もし医師以外の保健所職員が検査を断ったとしたら、これは明らかな医師法違反です。医師以外の者が「コロナの検査は必要ない」と判断を下してはいけません。百歩譲って、現在厚労省が定めている“基準”通りの判断ならいいですが、相談基準に該当する人を医師以外の人間がまして診察もせずに断ることは許されません。

 ちなみに、保健所は医療機関や飲食店を監視する機関として、警察組織に統合するのがいいと私は考えます。勿論現在のような大人数は必要ないでしょう。

        インターネット政党 ≪日本理晢党≫

 安倍総理が「医師が必要と考えるすべての患者がPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保する」と言ってから2カ月以上たちます。森友問題のときは、総理が「自分や妻がかかわっていたら政治家を辞める」と言ったことで、公文書偽造という事態になりました。この時と異なり、今回は総理の発言には何の影響力もなかったようです。政権末期の様相を呈しています。

 

f:id:meijikaraheisei150:20200616091532j:plain