裁判でこれはやめた方がいいと思うこと

 裁判の制度についてはこれまでもいろいろ書いてきましたが、書きそびれていたものを2つ。

 ガーシー被告の裁判で証人として母親が出てきましたが、これは時間の無駄でしょう。被告の“人となり”や家族の希望は何の証拠にもなりません。

 「弁護士は被告のためなら何を言ってもいい」というのはやめた方がいいでしょう。よくテレビで検察側が「弁護人は本当にこの人が無罪だと思っているのか」という場面があります。法律家として事実が明らかなことについては、それを前提とした弁護をした方がいいのではないでしょうか。そうでないと全ての弁護士の発言が信用できないものとなってしまい、本当の冤罪を逆に防げなくなります。